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お風呂のリフォームは、家庭のガス代の大半を占める「入浴でかかるガス代」節約にも大変効果があります。
一方で、十分な知識がないままにお風呂のリフォームをしてしまうと、設備選びを失敗し満足のいく節約効果が得られなかったり、リフォーム費用も想定より高くなってしまったなどの問題にもつながりかねません。

そこで今回は、ガス代の節約という視点からお風呂のリフォームを解説。そもそものガス代節約の方法から、お風呂のリフォームでどのような効果が得られるのか、さらにはガス代とリフォーム費用の両方を抑えるポイントまで、詳しく見ていくことにします。

保温効果の高いお風呂にリフォームしてガス代を節約!

ガス代 お風呂
毎月の水光熱費の中でも、特に大きな割合を占めているのがお風呂にかかるガス代です。
家庭のガス使用量のうち約75%を入浴が占めているのです。
同時に、節約の余地が大きいのもお風呂にかかるガス代と言われています。

まずは、お風呂のリフォームによるガス代の節約について、詳しく見ていきましょう。

お風呂にかかるガス代を節約するポイント

お風呂 ガス代節約 ポイント
最初に、基本的なガス代の節約方法について見ていきましょう。
ガス代を節約できるお風呂の入り方のポイントは、

  • 熱を逃がさないこと
  • ガスの使用をなるべく抑えること

この2点に集約されます。
すぐにでも実践できる工夫としては、

  • こまめにお風呂のふたをしたり、保温シートを使ったりすることで湯温を下げない
  • 浴室の温度が下がらないように、換気扇は止めておく
  • 設定温度と湯船に張る湯量を減らす
  • 家族がいる場合は時間を空けずに続けて入る
  • 追い焚き回数をなるべく減らす
  • シャワーの使用量・時間を減らす

などが挙げられます。
とはいえ、あまり神経質になりすぎると、せっかくの快適なお風呂がかえって面倒なものになってしまいます。

ゆったりとお風呂を楽しみつつも、ちょっとした工夫を習慣化することで、少しずつ節約していくことを目指しましょう。

湯量や湯温を下げることでもガス代を節約

前述の工夫のうち、特にガス代の節約に直結するのが「お湯の設定温度を下げること」と「お湯の量を減らすこと」になります。これは、ガス代の算出方法を考えてみると非常に分かりやすいでしょう。

お風呂1回当たりのガス代=上げる温度数(℃)×お風呂の容量(L)×熱効率÷ガス1㎥当たりの発熱量(kcal)×従量単価

温度設定やお湯の量をほんのちょっとずつ減らすだけでも、年間で見れば大きなガス代の節約につながるのです。

保温効果の高いお風呂でガス代も節約できる

お風呂 リフォーム システムバス
お風呂にかかるガス代は、熱を逃がさないようにする工夫でだいぶ節約することができます。
しかし、いくらそのような工夫をしても、もともと浴室の保温性能が低い場合は節約効果も出にくくなってしまいます。

そこで根本的な対策として、お風呂のリフォームという手法があります。
保温効果の高いお風呂にリフォームすることで、より効率的に熱を貯められるようになる、つまりはガス代を節約できるようになるわけです。

保温効果の高いお風呂として候補に挙がるのは、やはりシステムバスでしょう。システムバスは一般的に機密性が高いために保温効果にも優れ、さらには浴室内の各所に断熱材・保温材が入っている製品もあります。最低でも湯船には断熱材が欲しいところですが、できれば床や壁、窓なども含めて断熱効果のあるものを選ぶと良いでしょう。

また、お湯が冷めにくくなり追い焚きする回数を減らし、温かいお風呂に入りやすくなります。リフォームの際は思い切ってお風呂場全体の保温効果を高くしてみてはいかがでしょうか。ぜひ検討してみてください。

お風呂のリフォームは節約以外にもさまざまな効果あり

お風呂 システムバス メリット
ここまでは、お風呂のリフォームがガス代の節約に効果的であることを説明しましたが、実際にリフォームを検討するならば、節約以外のさまざまな効果にも目を向ける必要があります。

そもそも節約「だけ」を考えるならば、ガス代の節約だけでリフォーム費用の元を取ることはとてもできません。節約以外にも多くの効果が期待できるからこそ、お風呂のリフォームという大きな買い物に踏み切れるのです。

では、お風呂のリフォームによって、節約以外にどのようなことが期待できるのでしょうか。
保温効果の高いお風呂の場合、金銭面以上に健康面で良い影響が期待できます。

浴室全体の寒さを抑えることで、室内と浴室との急激な温度差による身体の悪影響、すなわちヒートショックを防げるようになります。冬場の寒い浴室は、単に不快なだけでなく生命に関わる危険があるため、これを避けられるようになるというのは大変意味があるリフォームになるでしょう。

入口の段差をなくす、手すりを付ける、湯船内に腰掛けを設けるなど、バリアフリー化によって将来的にも安心してお風呂が使えるようにすることができます。

それ以外にも、新しい素材や構造によりカビの発生が抑えられて清潔かつ掃除も簡単になる、シャワーや湯船の形状により節水効果が出るなど、さまざまな効果が期待できるでしょう。

確かにガス代の節約も大切な要素ですが、リフォームの際にはそれ以外のいろいろな特徴も含めて総合的に判断するようにしましょう。

介護保険は使える?リフォーム費用を抑えるための工夫

ガス代の節約や健康面での安心など、多くの効果が期待できるお風呂のリフォーム。

その一方で、決して安い買い物ではないため、リフォーム費用を抑えるための工夫も必要になってきます。続いては、お風呂のリフォーム費用の相場や、リフォーム費用を抑えるためのポイントについて説明していきます。

お風呂のリフォーム費用の相場はどれくらい?

お風呂 リフォーム 費用
お風呂のリフォームにおいて人気の高いシステムバスは、施工費込みでおおよそ70~150万円程度が相場となっています。

とはいえ、これはあくまで目安に過ぎません。
実際のリフォーム費用は案件ごとに大きく変わってくるため、具体的な金額は個別に見積もりを取らなければ把握できないと考えてください。

ひとくちにシステムバスと言っても、選ぶグレードによってその価格は大きく変わってきます
そして、さらに幅が大きいのが施工費用。中には基本工事費込みという製品もありますが、実のところお風呂のリフォームは基本工事だけで完了せず、想定外の費用が発生する場合もあります。

例えば、システムバスの交換のために家屋の壁をいったん取り壊す必要があったり、あるいは下地の全面的な補修が必要だったりと、工事ごとに条件がまったく異なってきます。そのため、相場はあくまで目安にとどめ、基本的には見積もりを取って確認するようにしましょう。

逆に、見積もりを取ることで費用を抑えるポイントも見えてきます。
予算と工事内容のバランスが取れない場合は、工事箇所を部分的なものにする、設備のグレードを下げるなどの妥協により、トータルの費用を抑えられる可能性もあります。

ただし、お風呂のリフォーム工事は大がかりなものであり、そう頻繁に行えるものではありません。妥協しすぎると、せっかくの機会を無駄にすることになりかねないので、その点は十分に注意しましょう。

相見積もりを取ってリフォーム費用を抑えよう

お風呂 リフォーム 相見積もり
さて、お風呂のリフォーム費用を把握するには見積もりを取ることが不可欠なわけですが、この見積もりに際しても絶対に外せないコツがあります。

それは、必ず複数のリフォーム会社から相見積もりを取るということ。

当たり前のようですが、意外と最初から最後まで1箇所のリフォーム会社だけで済ませてしまう人もいます。しかし、これは絶対にNG。例え企業同士の取引でなくても遠慮は不要なので、別のリフォーム会社にも相見積もりを依頼してアプローチしてみましょう。

実際に相見積もりを取ってみると、思った以上に費用に違いが出ることがあります。また会社によっては純粋な工事だけでなく、リフォーム中の不便さを解消するためのサポート体制などにも差が出てきます。少しでもリフォーム費用を抑え、お得にリフォームするためにも、相見積もりは必ず依頼するようにしましょう。

小さなリフォーム会社が意外と狙い目?

見積もりの依頼は、基本的にはメーカーではなくリフォーム会社に対して行います。
この際に狙い目となるのが、大手ではなく小さなリフォーム会社です。

大手のリフォーム会社の場合、宣伝費や人件費、ショールームなどの維持費がかかる上、実際の施工は下請けのリフォーム工事会社になり、中間コストがかかるので最終的な費用も高くなりがち。

一方で、地元の小さなリフォーム会社であれば、大手のような中間コストはかかりません。つまり、それだけ費用を抑えられる可能性も高くなるのです。

価格交渉を主眼に据えるならば、小さなリフォーム会社に直接見積もりを取ってみるのも効果的といえるでしょう。

お風呂のリフォームには介護保険も利用できる

介護保険 お風呂 リフォーム
お風呂のリフォーム費用を抑えるときに注目したいのが、介護保険の利用という手法。誰でも使えるわけではありませんが、条件次第では非常にお得になるので、ぜひ検討してみてください。

高齢化が進む中で、お風呂の使いやすさを目的としてリフォームを考える人も多いでしょう。
そのうち、バリアフリー化を主な目的としたリフォームの場合、条件に合った人のみ介護保険での補助が受けられるのです。

お風呂のリフォームに介護保険が利用できる条件は、要介護または要支援の介護認定を受けた人が、自分または家族内にいること。介護のランクは不問となります。

適用対象となる場合は、最高20万円までのうち9割に補助が出ます。つまり、リフォーム費用のうち介護に関する部分では、上限20万円までは1割の費用負担で実施できるのです。

バリアフリーなどに対応したお風呂が対象

注意点としては、お風呂のリフォームの全てが対象となるわけではないということ。あくまで介護に関わる部分だけが対象となる点に気を付けましょう。

主な対象箇所としては、

  • 扉の引き戸化と段差解消
  • 腰掛け付きの湯船に交換
  • 浅く広い湯船に交換
  • 手すりの取り付け

などが挙げられます。
詳しい適用対象や条件などは、各自治体の窓口やケアマネージャーに相談してください。

自治体によっては、さらに上乗せの補助が出ることもあるので、介護保険が利用できる人はぜひ検討してみましょう。

プロパンガス会社の見直しでガス代はもっと節約できる

お風呂の入り方を工夫したり、保温効果の高いお風呂にリフォームしたりすることで、ガス代は大きく節約することが可能です。しかし、そもそものガス料金が高すぎる場合はこうした努力の効果も小さくなってしまいます。

そこで最後に、プロパンガス会社の見直しという視点からガス代の節約を見ていきましょう。

プロパンガスと都市ガスの価格の違いは?プロパンガスは自由料金

プロパンガス 自由料金
プロパンガス会社の見直しを考える際には、まずガス料金の仕組みについて把握しておく必要があります。

ガスにはプロパンガスと都市ガスがあり、自由化されてはいるものの都市ガスは電気などと同じ公共料金。それに対して、プロパンガスは自由料金となっています。

自由料金とはその名の通り、地域や業界の水準に関係なく、プロパンガス会社が自由に料金設定を行える仕組みのこと。そのため、プロパンガスはガス会社によって料金やサービス内容に非常にばらつきがあるのです。

しかし、ガス会社が自由に料金を設定できる一方で、消費者の側も自由にガス会社を選ぶことができます。したがって、よりお得なガス会社を見つけて乗り換えることができれば、そもそものプロパンガス料金をさらに節約できるようになりますね。

ガスリサーチでプロパンガスの価格を見直そう

ガスリサーチ 乗り換え
自分でお得なガス会社を探して乗り換えるということは、そう簡単なことではありません。
そもそもプロパンガスの料金は、地域や業界の水準に関係なく設定できるため、消費者側から相場を知るのが難しいという問題もあります。

そこで活用したいのが、ガスリサーチの「プロパンガス料金見直し診断」。
地域ごとの相場価格を簡単に知ることができるだけでなく、よりお得な料金のガス会社を紹介してもらうこともできます。

さらに、ガス会社の乗り換えに際してのサポートも受けられます。現在のガス料金の高さに悩んでいる人は、ぜひ一度料金ツールで診断をしてみましょう。

まとめ

家庭のガス代の大半を占める入浴。お風呂にかかるガス代を節約するには、熱を逃がさないようにする工夫のほか、保温効果の高いお風呂へのリフォームも効果的です。また、お風呂のリフォームにはヒートショックや転倒の予防など、健康面の効果も期待できます。

お風呂のリフォーム費用を把握するには見積もりが必須であり、コストを抑えるには相見積もりが不可欠。大手よりも、地元の小さなリフォーム会社の方が価格面で有利になることもあります。条件を満たす場合は介護保険の利用もできるため、さらにお得にお風呂のリフォームが行えます。

そして、ガス代の節約という視点以外にそもそものガス料金を抑えるという視点も大切です。

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