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プロパンガスの給湯器は便利な反面、光熱費が上がってしまう原因の一つでもあります。家計の負担を減らすために節約に励む方も多いかもしれませんが、過度な節約は生活の質を下げることにもつながってしまいますよね。
毎月の光熱費を無理なく節約していくなら、まずは日々の工夫やガス給湯器に関する知識・情報を収集して、必要に応じてガス給湯器を見直してみてはいかがでしょうか。

ここでは、「ガス給湯器を使っている家庭のガス代相場」や「エコキュートや灯油ボイラーとの比較」、「ガス代の節約方法」について詳しく解説します。「給湯器の選び方」や「取り換え工事の方法」についても触れていくので、知識を深めながら上手な節約と暖かい暮らしの両立を目指しましょう。

【もくじ】

プロパンガス給湯器の1カ月ガス代相場はどのくらい?エコキュートや灯油ボイラーの方が安くなる?

プロパンガスは自由料金のため相場は不透明。でも安くする方法はあります

ガス料金の相場は家族構成やガスを使用する季節、お風呂の利用頻度によって異なりますが、何よりも左右されやすいポイントはガスの契約状況(会社や契約内容)で差が出てくるといわれています。

なぜなら、プロパンガス会社は各会社が自由な計算方式によって料金設定を行う自由料金によってガスの価格を設定しているためです。

このようなガス代は不透明な部分が多いため、まずは自分の料金が相場かどうかを確かめ、あまりにも高いようであればガス会社の変更を検討してみることがおすすめです。

ちなみに、石油情報センターのLPガス公式資料によると、プロパンガスの全国平均価格は二部料金制の場合、基本料金が1,827円、従量単価が20m³使用で1m³あたり565円です(平成30年2月末時点)。
プロパンガスの全国平均価格
自分のガス料金を素早く見直したい方は、この機会に「ガス料金の価格診断」を利用してみましょう!

また、高いガス代を節約するにはシャワーやお風呂の入り方を工夫するほか、「ガス給湯器から電気温水器や灯油ボイラーに交換する」という方法もあります。次は、ガス給湯器を変更すると費用面にどのような変化があるのか見ていきましょう。

ガス給湯器からエコキュート、灯油ボイラーに替えたらガス代は安くなる。でも工事の費用を考えるとメリットは少ない

プロパンガスのガス給湯器を使っている家庭では、「給湯器を使用してかかるガス代を節約したい」という方も多いのではないでしょうか。給湯器には大きく分けてガス、電気、石油(灯油)を使用する以下のようなタイプがあります。

給湯器の種類

  • ガス=ガス給湯器(ガスボイラー)
  • 電気=電気温水器(電気ボイラー)
  • 石油=石油給湯器(灯油ボイラー)
給湯器の
種類
設置条件シャワー
水圧
耐用年数メーカー
希望小売価格
工事費用の
相場
ランニング
コスト
使い勝手
ガス給湯器:
エコジョーズ
24号
貯水タンク不要。燃焼効率が良い強い10~15年35~40万円3~10万円高め
電気温水器:
エコキュート
460L
貯水タンクを置くスペース確保が必要弱い8~10年82~108万円20万円前後やや安い
灯油ボイラー:
エコフィール
灯油タンクと、給油に必要なスペースも確保が必要弱い8~10年36~48万円3~10万円安い
●ガス給湯器:エコジョーズ24号
設置条件:貯水タンク不要。燃焼効率が良い
シャワー水圧:強い
耐用年数:10~15年
メーカー標準小売希望価格:35~40万円
工事費用の相場:3~10万円
ランニングコスト:高め
使い勝手:◎
●電気温水器:エコキュート460L
設置条件:貯水タンクを置くスペース確保が必要
シャワー水圧:弱い
耐用年数:8~10年
メーカー標準小売希望価格:82~108万円
工事費用の相場:20万円前後
ランニングコスト:やや安い
使い勝手:△
●灯油ボイラー:エコフィール
設置条件:灯油タンクと、給油に必要なスペースも確保が必要
シャワー水圧:弱い
耐用年数:8~10年
メーカー標準小売希望価格:36~48万円
工事費用の相場:3~10万円
ランニングコスト:安い
使い勝手:△

導入にかかるコスト

ガス給湯器(エコジョーズ)
メーカー標準小売希望価格35~40万円+工事費用3~10万円=38~50万円
ガス給湯器 ポイント
ポイント・寒冷地以外で利用されやすく流通数が多いことから本体価格が安価で手に入りやすくなってきました。燃焼効率がUPし住環境に配慮してコンパクトサイズのものもあります。瞬間式の給湯器のため、湯切れを起こさず、いつでもパワフルな給湯が可能です。

電気温水器(エコキュート)
メーカー標準小売希望価格82~108万円+工事費用約20万円=102~128万円
電気温水器 ポイント
ポイント・機能性・気密性に富んでいる製品が多いため、本体価格が高い。設置する場合は、貯水タンクを置く十分なスペースが必要となるため、導入前にはしっかりと場所を確認しておく必要があります。また、断熱材や電熱線の使用が必要なことから工事費用は高い傾向にあります。貯水タンクにお湯を貯める(貯湯)ため、タンクのお湯を使い切ると、お湯が水になってしまう「湯切れ」の不安があります。通常、深夜の安い時間帯に電力を利用してお湯を作りますが、生活環境や家族の人数を考慮しないと、電気料金の高い時間帯に、お湯切れしないように沸き増し(お湯を自動的に作る)をする回数が増えコストがかかってしまいます。家庭環境に応じて適切な電気プランで契約し使用する事でメリットが出ます。

灯油ボイラー(エコフィール)
メーカー標準小売希望価格36~48万円+3~10万円=39~58万円
給油ボイラー ポイント
ポイント・本体価格は、安いものから燃焼効率に優れた高価なものまであります。設置する場合は、灯油タンクを置ける場所と、給油に必要なスペースも確保する必要があります。燃焼時に臭いが発生するので住宅密集地などでの設置は難しいです。灯油が切れるとお湯が水になってしまうこともあり、定期的に灯油の残量を確認しを補填しなくてはいけない点が大きな負担になることも。近年は灯油の価格も上昇傾向にあるので昔ほどメリットは感じられないかも知れません。

上の比較からも分かるように、給湯器は選ぶ製品や使用環境によって導入費用が大きく異なります。
電気温水器はガス代を大幅にカットできる反面、導入に最低100万円以上の高額な費用がかかっています。家庭環境や、ご家族の人数によってはランニングコストも高くなりやすいことから、一概に光熱費を節約できるとは言いきれません。
また、灯油ボイラーは本体価格、工事費用、ランニングコストが割安ですが、給油の手間、灯油タンクの保管、シャワーの水圧が弱くなることなどを考えると、使用していく上で負担を感じやすい特徴があります。

このように、ガス代の節約を目的として給湯器を変更すると、予想以上のデメリットが発生してしまう場合があります。給湯器の変更を検討している方は費用面・生活面でのデメリットをよく理解して、ガス給湯器を使い続けても光熱費を抑えられるような節約術を身に付けていきましょう。

給湯器を上手に使ってガス代を節約する方法

ガス給湯器の使用でガス代がかさんでしまっても、ガスを使用するシーンで上手な工夫ができれば節約につなげることが可能です。ここでは、今すぐ実行できるガス代の節約方法を見ていきましょう!

簡単にできるガス代節約「キッチン編」給湯器の活用法がカギ

ガス代節約 キッチン編
料理では、調理時間が長い煮物やゆで物ほど多くのガスを必要
今日から実践できるガス代の節約方法には、大きく分けてキッチンの工夫、お風呂の工夫があります。まずは、キッチンで始められる節約方法を知って、光熱費の節約に励んでみましょう。
以下ではシーン別の具体的な節約方法を紹介します。

料理時の工夫

とします。調理時間を短くできるような工夫を取り入れてガス使用量を抑えていきましょう。また、お湯が必要な場合は水道水よりも温度が高い給湯器の水(ぬるま湯)を使うことで時間とガス代を節約できます。

  • 炎は中火にする
  • 大きい鍋を使用する
  • 下ゆでや簡単な加熱は電子レンジを活用する
  • 蓋や落としぶたで調理時間を短縮する
  • 余熱調理で食材に火を通す

洗い物時の工夫

落としにくい油汚れやこびりつきは少しの工夫で簡単に洗い流すことができます。特に、お肉などの頑固な油脂は融点(脂肪が溶け出す温度)を意識すると少量のお湯でも簡単に落とすことが可能です。その他、冬場の冷水対策にはお湯を使うだけでなく、以下のような工夫を取り入れてみましょう。

  • ゴム手袋を着用して冷水の冷たさを軽減する
  • お湯の設定温度を下げておく
  • 桶に水やぬるま湯を張り、料理の油やこびりつきを落としておく(油物には少量の洗剤を混ぜる)
  • 肉の脂を落とすには、鶏肉30~32℃、豚肉38℃前後、牛肉40℃前後の設定温度を目安にする(※脂肪の融点は部位やブランドによって変動する場合あり)

毎日の料理や洗い物で工夫を重ね1カ月、半年、1年と年月が経つごとに節約結果も大きなものになっていくでしょう。節約効果を高めるためにも、次はお風呂でできる具体的な節約方法を確認しましょう。

簡単にできるガス代節約「お風呂編」節約効果のインパクトは抜群

ガス代節約 お風呂編
お風呂で使用するガスは家庭全体で見ても大きなウェイトを占めるため、工夫次第で節約効果が期待できます。毎月の光熱費を抑えられるように、お風呂では以下のような工夫を取り入れていきましょう。

湯船のお湯

  • 設定温度を下げる(1℃下げるだけでも効果有)
  • 湯量を減らす(満量にせず7~8分目程度)
  • 追い焚き(沸かし直し)回数や時間を減らす
  • 湯船のお湯を効率よく使う(洗髪・身体を洗う・洗濯など)

シャワーのお湯

  • 設定温度を下げる(1℃下げるだけでも効果有)
  • 使わないときはこまめに止める
  • 使用時間を1分以上短くする

上の7つの節約は、ガス給湯器で消費されるガス量をカットできるものばかりです。1項目あたり年間1,500~3,000円ほどの節約を見込めるため、すべて実行できれば年間10,500~21,000円ものガス代を節約することも夢ではありません。

プロパンガスを使用している家庭で、お風呂にかかるガス代についてさらに知識を深めたい方は、以下の記事も参考にしてみましょう。

【プロパンガスとお風呂】毎日お風呂に入るための上手な節約方法

給湯器をエコジョーズに変えてガス代を節約する方法のメリットは節約効果を得やすいこと、デメリットは生活スタイルによっては節約効果が見込めないこと

日常生活の工夫以外にも、エコジョーズ(省エネタイプ)のガス給湯器を導入すると光熱費を節約できる場合があります。一般的にガス給湯器の寿命は10~15年といわれているため、寿命が近付いたタイミングで機器の交換を検討してみるのも良いでしょう。
ガス給湯器の寿命は約10年〜15年
ただし、ガス給湯器をエコジョーズへ交換しても使い方によっては必ずしも節約につながるというわけではありません。以下ではガス給湯器を交換した場合の具体的なメリット・デメリットをまとめているので、自分にとってどれほどのメリットがあるのか確認していきましょう。

ガス給湯器交換のメリット

  • 燃焼効率の良い給湯器に交換すると節約効果を得やすい
  • 豊富な製品から自分のスタイルに合ったものを選べる
  • 環境にやさしい

ガス給湯器交換のデメリット

  • 導入費用が高くなりやすい(本体料金、工事費用)
  • 十分な設置スペースが必要(火気2M以上必要)
  • お湯を使うシーン以外のガス使用では大きな節約効果は見込めない

エコジョーズのガス給湯器はガスの使用量が多い大家族はもちろん、毎日お風呂を溜める家庭や温水式の床暖房を使用している家庭で節約効果を発揮しやすい特徴があります。ですが、一人暮らしやお風呂はシャワーで済ますといった方は思うように節約効果を得られないかもしれません。

また、導入には20万円前後の本体料金と30,000~50,000円ほどの工事費用がかかるケースが多くなっています。ガス給湯器の寿命が10~15年程度ですが、上手に使用すれば節約効果が得られます。

このようなことから、ガス給湯器の交換は自分や家族の生活スタイルをよく確認した上で決定することが望ましいですね。

【住居別】給湯器の選び方と少しでも給湯器を安く購入し、長持ちさせる方法

ガス給湯器は寿命を迎えたら交換する手間を避けることができませんが、交換のタイミングで自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことができれば、ガス給湯器をより上手に使って暮らしていくことが可能です。
そこで、以下では自宅に適したガス給湯器の選び方やお得な購入方法について解説していきます。

自宅に適したプロパンガス給湯器のタイプは?【設置場所、家族構成、欲しい風呂沸かし機能から選択】

自分のライフスタイルに合ったガス給湯器を選ぼう

給湯器を選ぶ際は、以下の異なるタイプから自分の生活環境に合わせたものを選びましょう。必要な機能・性能をよく比較して、適切な給湯器を無理のない負担額で設置することが重要ですね。

全自動タイプ(ガス風呂給湯器)

ガス風呂釜とお湯を作る給湯器が備わったフルオートタイプです。キッチンや洗面所のお湯を出すことが可能で、お風呂では湯量が減ると自動で足し湯をします。

設置場所
戸建住宅:壁掛けタイプ、据置タイプ、屋内設置など
賃貸住宅:PS(パイプシャフト=設備収納スペース)タイプ、ベランダ設置など
号数と家族構成目安
16号=一人暮らし/20号=2~3人家族/24号=4~5人家族
ついている機能
自動湯張り、自動ストップ、自動追い炊き、自動保温、自動たし湯
リモコンの有無
有(テレビ機能、通話機能がついている場合もある)

自動タイプ(ガス風呂給湯器)

ガス風呂釜とお湯をつくる給湯器が備わったオートタイプです。キッチンや洗面所のお湯を出すことが可能で、風呂の足し湯は手動で操作します。

設置場所
戸建住宅:壁掛けタイプ、据置タイプ、屋内設置など
賃貸住宅:PS(パイプシャフト=設備収納スペース)タイプ、ベランダ設置など
号数と家族構成目安
16号=一人暮らし/20号=2~3人家族/24号=4~5人家族
ついている機能
自動湯張り、自動ストップ、自動追い炊き、自動保温
リモコンの有無
有(通話機能がついている場合もある)

給湯専用タイプ(ガス給湯器)

キッチンや洗面所のお湯を出すことが可能な給湯専用タイプです。お風呂では足し湯や保温、追い炊き機能を使うことができないため、追い炊きが必要なシーンでは熱いお湯を注湯する必要があります。

設置場所
戸建住宅:壁掛けタイプ、据置タイプ、屋内設置など
賃貸住宅:PS(パイプシャフト=設備収納スペース)タイプ、ベランダ設置など
号数と家族構成目安
16号=一人暮らし/20号=2~3人家族/24号=4~5人家族
ついている機能
自動ストップ、高温水供給
リモコンの有無

お風呂沸かし専用タイプ(ガス風呂釜)

水からお風呂を沸かすタイプです。お風呂のお湯を沸かしたり、追い炊きをしたりする機能のみが備わっているタイプのため、キッチンや洗面所のお湯を出すことはできません。お風呂のみの使用となるため、号数は他のタイプより小さくなります。

設置場所
室内(浴槽横もしくは浴室横)
号数と家族構成目安
1~2人家族=6.5号/4人家族=8.5号
ついている機能
シャワー、追い炊き
リモコンの有無

生活環境に合わせた給湯器を選ぶことができれば本体料金や設置工事にかかる費用で損してしまうリスクを軽減できるでしょう。次は、ガス給湯器を購入できる場所について紹介していきます。

安くプロパンガス給湯器を購入する方法。最安値は給湯器販売業者かネット販売だけど注意が必要

プロパンガス給湯器を安く購入

給湯器を交換する際は、トータルコストを考慮してお得な購入方法を選びたいですよね。以下では、給湯器を購入できる場所(業者)の特徴や注意すべきポイントをまとめました。

ガス会社

特徴:ガスの専門家なので工事後のアフターサービス等、安心感がある
注意点:割引サービスが少なめ

給湯器メーカー

特徴:自社の製品の知識が豊富なので問い合わせしやすい
注意点:割引サービスは少なめ、同一メーカー内での選択となり選択肢が限られる

給湯器販売業者(各メーカーの給湯器の取り換え~販売などを行う業者)

特徴:割引サービス・取扱い製品が多種あり選択肢が多い
注意点:対応の質や速度、見積もり・サービス内容から業者の信頼性を見極める必要がある

インターネット販売

特徴:割引サービス・取扱い製品が豊富で多くの給湯器から希望のもの選びやすい
注意点:業者の信頼性や設置工事の有無を確認する必要がある

ガス給湯器の購入は見積もりをたくさんとる

まず、たくさんの会社から見積もりを取って比較検討した方が良いでしょう。『これが良い』と思ってもどの家庭でも設置可能とは限りません。
ガス会社や給湯器メーカーは専門家ですので、そのご家庭の生活スタイルに合った提案をしてくれるので安心してお任せ出来ますが、トータルコストを考えると他の購入先よりもコストパフォーマンスは低いかもしれません。トータルコストを重視する場合は、インターネット販売や給湯器販売業者ですが、なかには、無資格者が工事をしてガス漏れや接続不良から水漏れを起こしたなど悪質な業者の場合もあります。どの会社・業者が安心してお任せできるのかを見極めることが重要です。。

給湯器の取り換え時期って?工事にかかる期間や費用は?どこで請け負ってくれるの?

ガス給湯器の交換では本体の購入以外にも、工事に関連する知識を蓄えておくと安心です。そこで、次は給湯器の寿命サインや設置場所との関係、業者選びのポイントについて見ていきましょう。

プロパンガス給湯器の寿命は10~15 年と言われているが使い方や設置場所によって変化する

一般的に、ガス給湯器の寿命(耐用年数)は10~15年と言われていますが、実は使い方や設置場所によっても寿命は左右されます。給湯器の寿命が近付いたときにどのようなサインが出るのかを把握して、交換時期を見逃さないようにしましょう。

給湯器の寿命サイン

  • お湯の温度が一定でなくなる
  • 設定温度よりもお湯がぬるくなる
  • 本体から異音がするようになる
  • 本体から黒い煙(不完全燃焼)が上がる
  • 追い炊き機能が使えない

上記のような症状が出たら、給湯器に不具合が生じるなど、寿命が近付いているサインだと判断できます。設置場所に十分な排気スペースがなかったり、配管が劣化したりすると寿命が縮まってしまうため注意しましょう。また、日々の入浴では入浴剤の使用が問題になってしまう場合もあります。入浴剤に含まれている硫黄、酸、塩分などの成分が追い焚きを通じて配管を傷め、寿命を縮めてしまうというケースも考えられます。循環アダプターを定期的に清掃するなどして、寿命を長く保てるよう心掛けましょう。

ガス給湯器の寿命が短くなる

給湯器の寿命についてより詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみましょう。知識がない適当な業者を選んでしまうと適切なメンテナンスや交換作業をしてもらえないケースもあるので注意が必要です。業者選びでは、丁寧なアドバイスやメンテナンス、対応をしてくれるかどうかに意識を向けておくと良いでしょう。

次は、給湯器が実際に寿命を迎えた場合、どのような対処をすれば良いのか詳しく紹介します!

設置工事費用はプロパンガス給湯器の値段だけではなくアフターサービスにも注目して複数社に見積もりを

ガス給湯器の取付けは自力ではできないため、寿命を迎えたら速やかに取り換え工事を依頼する必要があります。給湯器の工事は日常生活において依頼する機会が少ないため見積もりを取ることに不安を感じてしまいがちですが、事前に注意点を把握していればスムーズな業者選びにつながります。

工事の流れ(期間の目安)

給湯器の交換は、依頼~工事完了まで1週間程度の期間を見ておくと安心です。依頼後は現場調査や見積もりを作成してもらう日数がかかるため、即日対応というのは難しいかもしれません。また、工事の内容にもよりますがおおきな変更がない場合の所要時間は2~3時間ほどが一般的です。

見積もりによくある「標準工事費」の内容・内訳

標準工事の場合、費用は3~4万円が目安となり、以下のような工事が行われます。工事内容とは別に標準工事費に含まれる料金としては、運搬費や車両費、管理費などが挙げられます。

  • 既存回収、処分
  • 新規設置工事
  • 配管接続工事
  • 保温工事(配管保温材巻き)
  • ガス管(強化フレキ管)接続工事
  • 点火試験、説明

別途料金が発生するケース

標準工事に収まらない工事内容の場合、別途料金が発生する場合があります。追加工事には以下のようなものがあるので、事前に設置場所や状況を確認しておきましょう。

  • 給湯器の設置場所を変更する場合
  • 給湯器のタイプを変更する場合
  • 据置を壁掛にするなど、設置方法を変更する場合
  • 部材や配管に経年劣化や故障がある場合
  • 新規の給湯器が屋内設置型の場合
  • 既存の給湯器が集合住宅のパイプシャフトに設置されている場合
  • 新しい給湯器の電源が取れない場合
  • エレベーターがない3階以上の場所に設置する場合
  • 寒冷地で設置する場合

見積もりを取るときに注意すべき点

相場よりも極端に高い見積もりが出された場合、工事内容に見合った金額ではない可能性があるため注意しましょう。また、安すぎる見積もりを出す業者の場合、アフターサービスやメンテナンス内容が充実していない可能性があります。見積もりの金額が妥当か、なぜその金額なのかをよく確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
ガス給湯器 見積もり

次は、実際に給湯器の交換を依頼する際に比較するべきポイントを見ていきましょう。

工事依頼先の選定方法は?プロパンガス給湯器を交換してくれる業者は多様。よく検討しよう

ガス給湯器の交換工事を依頼するときは、各業者のメリット・デメリットを理解して損のない選択をしたいですよね。
早速、業者それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!

ガス会社

メリット:安心感が強い、問い合わせしやすい。安全点検をし、ガスボンベの交換サイクルを見直す為、ガス切れを起こす心配がない。
デメリット:割引サービスが少ない、費用が高め

給湯器メーカー

メリット:安心感が強い、問い合わせしやすい、依頼~工事完了までがスピーディー
デメリット:割引サービスが少ない、費用が高め

給湯器販売業者

メリット:割引サービスが豊富、費用を抑えやすい
デメリット:信頼性を見極めることが難しい

ガス工事会社(地元の工事業者)

メリット:設置工事後のメンテナンス等が依頼しやすい
デメリット:他で購入した器具は工事費が高くなる傾向がある。信頼性を見極めることが難しい

給湯器の交換依頼は、メンテナンス・アフターサービスがしっかりしている業者や設置工事が丁寧で対応が良い業者を選ぶと、長く安心して給湯器を使っていくことができます。自宅に合った給湯器を選んで光熱費を抑えたいと考えている方は、この機会にガス会社の見直しも検討してみましょう!

まとめ

最後にプロパンガス給湯器に関して重要なポイントをおさらいしましょう。

  • ガス代を節約するにはキッチンやお風呂の工夫のほか、必要に応じてガス給湯器の変更を考える必要がある
  • 電気温水器や灯油ボイラーへの変更は生活環境によってはメリットが少ない
  • エコタイプのガス給湯器はガスを多く使う家庭ほどメリットがある
  • ガス給湯器選びでは設置場所家族構成欲しい機能の3点を意識しよう
  • ガス給湯器を安く購入する場合は業者の信頼性を見極めよう
  • ガス給湯器は耐用年数だけでなく寿命サインを見落とさず交換時期を見落とさない
  • ガス給湯器の取り換え工事を依頼するならアフターサービスやメンテナンスを意識して複数社へ見積もりを
  • ガス器具をガス会社以外で購入・工事をした場合は、ガスの使用量が大幅に変わることもあるので、ガス会社に連絡をし安全点検を依頼しましょう

寿命を迎えたガス給湯器を交換する際は、今回の記事を参考にして、損をしない給湯器・業者選びに挑戦してみましょう。また、給湯器を賢く使うだけでなく、光熱費をさらに節約したいという方はガス料金の見直し診断をしてみましょう!

ガス料金の見直し診断はこちら