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自宅のプロパンガス使用量について、他の世帯と比べて自分の請求額は高いのか安いのか、疑問を感じたことはありませんか?
ガスの節約をするべきかどうか悩んでいるなら、まずは自分のガス代と相場料金を比較することから始めてみましょう。
自分のガス料金が相場料金かどうか知らないままでは、不当な料金を請求されても気付くことができません。

ガス料金で損をしないためには、事前に家庭別の平均使用量やプロパンガスの単価相場、計算の仕方を知っておくことが大切です。そこで今回は、「世帯別・地域別プロパンガスの平均使用量」や「ガス料金の計算方法」、「自助努力でできるガス代の削減方法」についてご紹介いたします。

プロパンガス料金の計算を自分でできるようなるとガス供給事業者の比較もしやすくなるため、早速プロパンガスに関する知識を蓄えていきましょう!

地域・家族構成別プロパンガス平均使用量

地域や家族構成によって、ガスの平均使用量は異なります。まずは、自分と似た条件の平均使用量や料金相場を確認していきましょう。

核家族住宅(3~4人)のプロパンガスにおける月の平均使用量と料金相場

核家族(世帯人数3~4人)のプロパンガスの平均使用量と料金相場を知り、自分と比較していきましょう。ガスの使用量は世帯人数に比例し、核家族の平均使用量は8.9~11.3㎥です(平成18年経済産業省調べ)。また、使用量は地域・気温・水温によっても異なるため、以下ではガス使用量が20㎥の場合の1カ月のガス料金相場を地域別に紹介します。

核家族のプロパンガス平均使用量

地域使用量料金相場
北海道地方20㎥8,536円
東北地方20㎥7,469円
関東地方20㎥6,408円
中部地方20㎥6,566円
近畿地方20㎥6,702円
中国地方20㎥7,048円
四国地方20㎥6,764円
九州地方20㎥6,779円
沖縄地方20㎥6,924円

※料金相場:「石油情報センター」平成30年2月末時点でのデータ(基本料金を含む20㎥使用時の料金)

二世帯住宅(5~8人)のプロパンガスにおける月の平均使用量と料金相場

二世帯住宅(居住人数5~8人)のプロパンガスの平均使用量と料金相場を知り、自分と比較していきましょう。ガスの使用量は世帯人数に比例し、二世帯住宅の平均使用量は11.7~12㎥です(平成18年経済産業省調べ)。また、使用量は地域・気温・水温によっても異なるため、以下ではガス使用量が20㎥の場合の1カ月のガス料金相場を地域別に紹介します。
二世帯住宅のプロパンガス平均使用量

地域使用量料金相場
北海道地方20㎥10,562円
東北地方20㎥9,237円
関東地方20㎥7,873円
中部地方20㎥8,052円
近畿地方20㎥8,226円
中国地方20㎥8,656円
四国地方20㎥8,315円
九州地方20㎥8,341円
沖縄地方20㎥8,560円

※料金相場:「石油情報センター」平成30年2月末時点でのデータ(基本料金を含む20㎥使用時の料金)

1~2人暮らしのプロパンガスにおける月の平均使用量と料金相場

1~2人暮らしのプロパンガスの平均使用量と料金相場を知り、自分と比較していきましょう。ガスの使用量は世帯人数に比例し、1~2人暮らしの平均使用量は6.5㎥です(平成18年経済産業省調べ)。また、使用量は地域・気温・水温によっても異なるため、以下ではガス使用量が20㎥の場合の1カ月のガス料金相場を地域別に紹介します。
一人もしくは二人暮らしのプロパンガス平均使用量

地域使用量料金相場
北海道地方20㎥6,800円
東北地方20㎥5,952円
関東地方20㎥5,152円
中部地方20㎥5,292円
近畿地方20㎥5,395円
中国地方20㎥5,669円
四国地方20㎥5,434円
九州地方20㎥5,440円
沖縄地方20㎥5,522円

※料金相場:「石油情報センター」平成30年2月末時点でのデータ(基本料金を含む20㎥使用時の料金)

プロパンガス単価はガス会社で違う?ガスの単価相場とは

同じプロパンガスでも、「使用量は他の家庭とほとんど変わらないのにうちはガスの請求額が高い…」と感じたことはありませんか?
実はプロパンガスの料金は地域・気温・水温だけでなく、ガス会社によって単価そのものが異なります。なぜ同じプロパンガスでも料金に差が出てしまうのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

うちのガス代は高い?プロパンガスの単価相場はいくら?

電気の自由化に続き、都市ガスの自由化が始まっています。
ガスの自由化では消費者が都市ガス会社を自由に選べるようになりましたが、多くのガス供給事業者は消費者確保のための動きを見せ、プロパンガス業界においても大きな価格競争が起こっています。また、プロパンガスは自由料金により各ガス会社が自由に料金を決定できるため、自分が契約しているガス会社の単価と他業者の単価をよく比較しておかなければいけません。
例えば、以下のような3つのガス会社では同じガス使用量でも請求額に大きな差があります。

A社B社C社
基本料金1800円2,200円2,400円
ガス単価400円500円600円
使用料金/20㎥8,000円10,000円12,000円
請求額9,800円12,200円14,400円

※価格は税抜きです。

石油情報センターのデータによると、基本料金の相場料金(全国)は1,827円、ガス単価は565円です(平成30年2月末時点)。相場料金と比較して自分のガス料金が高い場合、契約しているガス会社を比較検討する余地があるといえるでしょう(賃貸住宅の場合は大家さんの許可が必要)。ガス会社の変更は、無理な節約をしなくてもガス代を安く抑えられる場合があります。
ガス代の節約をしやすくするためにも、次はプロパンガス料金の計算方法について見ていきましょう!

単価と使用量で計算するプロパンガス料金の算出方法

プロパンガスの従量単価と使用量が分かっていると、以下の計算式で料金を算出できます。
プロパンガス料金の計算式

{(従量単価×使用量)+基本料金}×1.08(消費税)=プロパンガス料金

例){(400円×20㎥)+1,800}×1.08(消費税)=9,800円

従量単価や使用量は検針票で確認することができますが、ガス会社によっては従量単価を明記していない場合もあります。そのような会社では定期的にわずかな値上げをしている可能性があるため注意しましょう。

また、基本料金のみを知りたい場合は請求額を以下の計算式で算出できます。

(請求額÷1.08(消費税))-(従量単価×使用量)=基本料金

例)(9,800円÷1.08(消費税))-(400円×20㎥)=基本料金

このように、基本料金や使用量に応じたプロパンガス料金を自分で計算できるとガス代の内訳を知ることができ、節約がしやすくなります。ガスの使用量を少しでも抑えていくためにも、次はガス代節約のためのコツを見ていきましょう!

プロパンガス使用量を抑えてガス代を節約するコツ

家庭で使用するガスは、主にキッチンとお風呂です。この2つのシーンでガスの使い方を工夫することで、ガス使用量を抑えてガス代の節約を期待できるでしょう。

キッチンのガス代節約術:余熱調理でガス代を月で約80~250円も節約

調理の際、余熱やレンジを有効利用するとガス使用量を下げてガス代を節約できます。例えば、通常よりも早く火を止めて余熱調理ができると、放置時間を家事などにあてることができて一石二鳥です。また、野菜をゆでる際など、下ごしらえが必要な場合は電子レンジを利用してみましょう。
調理時間や火力など細かな条件によって節約できる金額は異なりますが、キッチンでガス使用量を抑えていくと月80~250円の節約を期待できるでしょう。

また、より効果的な節約を実践したい方は、「乗り換えで節約する方法」「ガス代が高い理由」について目を通しておくことがおすすめです。

お風呂のガス代節約術:シャワーと浴槽ではシャワーが月で約1,302円も節約

次に、お風呂でできる節約術を見ていきましょう。
お風呂は家庭で使用するガスのうち75%もの部分を占めるため、入り方を工夫するだけで節約効果を期待できます。以下では、ガス代節約のためのお風呂の入り方で大切なポイントをまとめました。

一人暮らしではシャワーがお得

浴槽にお湯を溜めると1回あたり約84円のガス代がかかりますが、シャワーでは半分の約42円で済みます。毎日お風呂をシャワーで済ませた場合、月(31日)では1,302円もの節約が見込めるでしょう。

浴槽の温度を下げない工夫をする

二人以上でお風呂を使用する場合は、追い炊きをしないよう続けて入るとガス代を節約できます。

お湯の温度が下がってきたらたし湯をするほうがお得

追い炊きはガスを多く使用するため、温度が下がってしまったときは、たし湯をした方がガス代の節約になります。

お風呂の保温に役立つ節約グッズを使う

お風呂のふたや保温シートを使うと、お湯の温度を下げにくくなります。また、風呂釜内で冷めたお湯の戻りを防止するグッズなどもあるため、必要に応じて使用できればガス代を節約していけるでしょう。

今回紹介した節約方法よりもさらにガス料金を安く抑えたいという方は、以下の記事やガスリサーチの見直し診断を利用してお乗り換えをするのがおすすめです。ガスリサーチではプロパンガスの相場料金と同じ、もしくは安くできる可能性があるので、まずは気軽に診断してみましょう。

「生活に無理なくプロパンガス会社の乗り換えで節約をする方法」はこちら

まとめ

最後に、ガス代の節約で大切なポイントをおさらいしていきましょう。

  • プロパンガスの相場料金は地域ごとに確認するべき
  • 家族構成別プロパンガス平均使用量と自分のガス使用量の比較が大切
  • プロパンガスの単価相場は565円、適切な計算方法で料金の内訳を把握しよう
  • プロパンガス使用量を抑えるにはキッチン・お風呂・シャワーの使い方が鍵

キッチンやお風呂で節約術を取り入れても光熱費が高いという方は、気付かないうちにガス料金が上がっていたり、そもそも高い従量単価のガス会社と契約している可能性が考えられます。「もしかして」と感じた方はこの機会にガス料金の見直し診断を活用して、ガス会社の変更を検討してみるのも良いでしょう。良心的な価格のガス会社へ変更できると、ガス代を大幅に節約することも夢ではありません。

寿命を迎えたガス給湯器を交換する際は、今回の記事を参考にして、損をしない給湯器・業者選びに挑戦してみましょう。また、給湯器を賢く使うだけでなく、光熱費をさらに節約したいという方はガス料金の見直し診断をしてみましょう!

「ガス料金の見直し診断」はこちら